上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ここ数日、秋雨前線の影響で暑さも和らぎ随分と涼しくなってまいりました。
が、紫親父からも催促されておりますしまだ途中でしたので
そろそろ怪談の続きなどしようかと思います。


O君の話しが終わり背中や首筋の後ろには前にも増してゾーっとした
寒気が走っておりました。
後ろを見ることは勿論、赤々と燃える焚き火の明るさの向こうに広がる
暗闇を見ることもはばかられる様な感じでございました。

『よくまた行ったじゃんよぉ』
『ほんと、ほんと』
話しを聞き終わった私とS(今回よりシゲちゃんといたします)は
ほとんど同時に口を開きました。

O君は他にもまだありそうでしたが
『僕ばっかりも何なんで誰か話してくださいよ』
という事で次はシゲが話す事になりました。

彼も霊感が強いのは先にも書きましたが、何故か霊感の強い人は
自分の身に起きた不思議で恐ろしい出来事を
淡々と語るような気がいたします。
その淡々とした語り口が余計に怖さを倍増させる気がいたします。

その話しはシゲが中学の時、学校帰りに体験した話しでした。

その道は斜面を削って通した道路で幹線道路にもつながり
駅の脇を通る舗装された坂道でした。
が、狭いのと片側が崖になっているのもあり
行き違いがしにくいというのもあってか
車の往来はあまり多くなく両側に木々が生い茂った
薄暗く寂しい感じのする道でした。

車の往来も少ないだけに通学路にもなっていたのでしょうが、
車の往来が少ないのにはもうひとつ理由があったようです。
その道の斜面の上は墓地になっていて地元ではよく『出る』と
噂がある道でした。
私は通ったことこそありませんが、そんな噂も含め知っている道でした。

ある日、学校からの帰り道、途中まで一緒だった友人とも別れ
一人でとぼとぼ坂を下っていった時の事だったようです。
夕暮れ時の薄暗くなったその道の前方に『ひょこひょこ』と
何か横切っているのが見えたそうです。
DSC08576.jpg

最初は何だかよくわかりませんでしたが立ち止まって
よくよく目を凝らして見ると
薄っすらと向こうの景色が透けた膝から下の足だけが
左手の崖下から『ひょこひょこ』と道を横切り右手の斜面のあたりへ
『すーっ』と消えていったそうです。

更にシゲは話しを続けました。

それは仲間とある橋の近くの河原でサバイバルゲームをし
そのあとバーベキューしたときの事だったそうです
ひとしきり食べて人心地ついて焚き火を囲み
皆で話をしていたときのことでございます。

そのうちの一人が橋の下の橋脚の脇へ小便しに行ったそうです。
小便もし終わり仲間の元へ戻ろうと振り向いて歩き出した途端、
突然、橋の上から人の頭ほどある石が『がっ!』と
先程までいた辺りへと落ちたそうです。
あと一瞬歩き出すのが遅ければ頭を直撃しそうな場所でした。

驚いた彼は仲間の元へ走り戻り今あった出来事を話すと
『見てた、見てた、誰もいねぇのに・・・』
『悪戯にしてもわざわざこんな夜中に・・・』
『来たときはそんな大きな石なかったぞ』
『何よりそんな大きな石を誰がいつ持っていったんだ・・・』
『大体、車も人も通らなかったじゃねぇか・・・』
念のためすぐに橋の上を調べてみると当然誰も居らず
そればかりか一回りほど小さな石が今にも落ちそうに
先程石の落ちた真上のあたりにあったそうです。

『ここはなんかあるぞ』
当時、彼らは夜な夜な地元の心霊スポットなどを巡っていたようでしたので
皆で焚き火の回りに戻りそんな話をしながら先程の橋脚の方を見ると
DSC08578.jpg

橋脚の向こう側から大小二つの黒い人影のようなものが
こちらを覗っているようでした。
皆で近づいていくとその影のようなものは橋脚の後ろへ隠れましたが
裏へ回って調べても当然のことながらそこには誰も居りませんでした。

その晩、持っていたカセットを録音状態にしてセットして撤収したそうですが
翌日、回収してテープを再生してみると川の流れの音に混じり
『ぱきっ、ぱきっ!』と人が歩いて枯れ枝を踏みつけたような音が
録音されていたそうです。


Secret

TrackBackURL
→http://kojizou.blog25.fc2.com/tb.php/416-4adc713c
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。