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何もしなくてもその場所にとどまる事も無く
少しずつ後に下がる車体
ブレーキを軽く踏めばかえって滑りそのままずるずると
橋の方へ引き寄せられそうだ
DCP_6026.jpg

そのまま落ちる事は無いにせよ後輪を落とせば
厄介な事になりそうだ

ギアをバックに入れ止まりそうになるエンジンを
半クラにしたりしながらそろそろと後ろに下がる
慎重にそろそろとハンドルを切り、ようやく橋を渡り
少し広くなった道脇の枯葉の上へ車を停めた
あぶねぇ、あぶねぇ

軽虎のタイヤはいちいち履き替えるのもめんどくさいし
経済的な理由もあって通年でこのタイヤを履いている。
DCP_6027.jpg

四駆にしてしまえば、ほぼ支障は無いのだが
さすがに凍った急勾配の林道では歯が立たない。
もっとも仮にスタッドレスでもおそらくこの凍った坂を登るのは、
それ程容易にはいかない事だろう。


ほっとしながら車を降り、今、登ろうととした坂を歩いてみると
注意しながら歩かなければ確実に転ぶほどツルツルに凍っている。
DCP_6029.jpg

それでもいくらか陽のあたる橋の上は歩くと
『ぐぐっ、ここここっ』とくぐもった氷の割れる音がした。
割れ目からはコンクリート舗装の林道が顔をのぞかせていた。
DCP_6035.jpg


それからふかふかの腐葉土の陽の当たる斜面へ登り、
目を閉じ身体中に既に春の陽をうけ深くゆっくりと呼吸をした。
だんだんと自分と周りとが曖昧になっていく感じがする。

『ぷんっ』と鼻先に獣の匂いが飛び込んでくる。

四之巻へ続く・・・・
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